起業をした当時、
プレッシャーに押しつぶされていた僕は、
億万長者さんに会うたびに、
半べそをかきながら、
「怖くて、怖くて仕方がない。」
ということを、
ずっと聴いて頂いてました。
いま思うと、
億万長者さんにいっぱいご迷惑を
お掛けしたと思います。
当時は、
セミナーに152名集客を行い、
続く連続講座にも22名様にご参加頂け、
僕の周りの方からは、
うまく行っているように見える。
そう言っていただけました。
でも、
自分の心の中では
まったくそんなことは感じられず、
どこまで頑張ってもゴールは見えなくて、
この重苦しい暗闇が、
何年も続くんだと思っていました。
人から見える自分と、
自分が見ている自分のギャップが
とっても苦しかったです。
億万長者さんをはじめ、
起業家の先輩方は それぞれに、
ご自分が上手く行かなかった時期の話を
してくれましたが、
僕は、
「いまは上手くいっているんだから、
いいじゃないか。」
と言う後ろ向きで、
せっかく話してくれる先輩たちに
失礼な考えが浮かんできて、
自分のことしか見えてなかった。
と、
いま 振り返ると思います。
先輩たちは、
うまくいっていない時期を乗り越えて、
今があるんだけど、
苦しい思いをしているのは、
自分だけだと思い込んでいました。
人は自分の都合がイイことしか、
見えない、聴こえないと言いますが、
当時の僕は本当に
その状態だったと思います。
ひとりでビジネスを行っていくと、
自分の目の前で
起きていることしか見えづらいし、
SNSなどを見渡しても、
うまく行っていないことを
発信される人は
あまりいらっしゃらないので、
自分以外の周りの人達は、
みんなうまく行っていると
思いやすいですが、
起業をして廃業を経験した
状態になったことで、
成功されている方達にも、
とっても苦しい時期があったのかも。
そんなことを考えられるようになりました。
失敗談を話してくださる方がいらしたら、
それは後々に大切な宝物になると、
僕は思っています。
順調に進んでいる人ばかりでは
ないかもしれません。
だからこそ、
「踏ん張ろう！」と思えてきます。
PS.
起業家の先輩たちは、
安定したと思うまでに、
6年掛かかって、
それまで毎日 胃が痛かった。
とか、
クレジットカードを止められて、
こわい人達が家に来たことがあるよ。
とか、
書籍が売れなくて、
数千冊を引き取って
自宅がダンボールで埋まった。
なんて話を教えてくださいました。
